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ACTIS 学生応援企画 VOL.2 管理栄養士を目指す 皆さんの産学連携 授業をレポート

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大学・専門学校生と社会人が混在するACTIS世代の皆さまに向けて、ACTISでは「仕事の現場」「学びの現場」にお邪魔する企画を定期的に実施します。今回は和洋女子大学と日清医療食品株式会社が産学連携で行うユニークな栄養療法実習の模様を取材してみました。

管理栄養士は食事を作る仕事ではない。一日二食時代を防ぐために今出来る事。
千葉県市川市にキャンパスを置く和洋女子大学。健康栄養学科では医療・福祉・学校など幅広い分野で食と栄養のエキスパートとして活躍する、「管理栄養士」を目指す皆さんが学んでいます。

普段は一般の人と糖尿病の人が摂るべき食事の違いなどを調理実習で料理を作りながら比較・勉強しているそうですが、管理栄養士・栄養士さんが9,000人以上在籍する日清医療食品社が参加するこの日の実習では少し様子が異なりました。普段は包丁の音が響く実習室内はお湯を沸かして同社のクックチル方式*註の商品を温めて盛り付ける「調理」のイメージからは遠い光景が。実習指導の多賀昌樹准教授にお話を聞いてみました。

「学生たちも気づいてませんが、まだ誰も包丁すら使ってないですね。でもこれで良いんです。管理栄養士は本来調理をメインとした仕事ではなく、給食や病院食など働く施設にいらっしゃる皆さんにとって最適な献立や栄養量を考える仕事なんですよ。」

自身も管理栄養士だという日清医療食品の阿南さんも「クックチルを見ると栄養士さんは皆最初警戒されます。自分たちの仕事が無くなるって。でも食事を作る仕事じゃないんです。ショッキングな話ですが、高齢化社会は一日二食の時代だという声があります。施設に入居する高齢者に三食ご飯を作るスタッフが確保できない。私たちのクックチルは職員さんの早出を減らしたり、人件費を抑えて材料費を増やしたり、利用される方の健康だけでなく、その健康を担う病院や施設の健康的な経営もサポートできます」と胸を張る。

実習に参加した学生さんからも「調理の時間が短縮された分、摂取エネルギーを考慮した盛り付けや食べやすい大きさにカットするなど、普段充分取り組めない部分に時間を割くことができた」と手応えのある感想が聞かれました。

これからもACTISでは日々変化する学びと仕事の現場を定期的にご紹介していきます。

*註 加熱調理した食品を急速冷却し、喫食時間に合せて   再加熱し提供する調理システムのこと。

チームごとに分かれて盛り付けや献立の再現度を比較する実習。

実習の舞台となる和洋女子大学。

指導する多賀准教授。

クックチル方式の商品を用いて作られた当日の献立。

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