トムセン陽子の「Love Whisky?」 vol.009
ウイスキー界の新星、現る!
強烈にスモーキーなリトルモンスター!
1815年にアイラ島で誕生した、世界でもっともスモーキーなシングルモルト「アードベッグ」。その「アードベッグ」から新たなボトルが新発売されました。
その名も「ウィー・ビースティー」。
昨年アイラ島の蒸留所まで訪れるほどアードベギャン(アードベッグをこよなく愛する人の呼称)な私は、さっそくそのニューボトル目当てにバーへ。
強烈な胡椒が効いたピート香(スモーキー)、口に含むと、シェリー樽由来の甘みやチョコレートの風味も。
そして、最後にはやはり、アイラ島の潮の余韻が心地よく残ります。
「ウィー・ビースティー」とは、スコットランドの言葉で「小さいながらもインパクトがあり、手のつけられないリトルモンスター」の意味だそう。
熟成年数は5年とウイスキーの中では若いけれど、その若さを武器に、スモーキーさ際立つ仕上がり。
何かと自粛でストレスの溜まりやすい昨今ですが、日常のスパイスにこのリトルモンスター、試してみては?