
トムセン陽子の「Love Whisky?」 vol.013
「アードベッグ 蒸留所所長、退任記念ボトル。みんなの愛と感謝が詰まった一本。」
今回ご紹介するのはアードベッグのニューボトル「Arrrrrrrdbeg!(アーーーーーーードベッグ)」。
ユニークなネーミングですよね。
これは13年間に渡りアードベッグ蒸留所の所長を務めたミッキー・ヘッズ氏の退任に際し、その功績を讃え、新しい門出を祝して作られたボトル。
ミッキーさんと言えば、私、ラッキーなことに一度お会いしているんです。
2019年にアイラ島のアードベッグを訪れた時、蒸留所を直々に案内して下さったのがミッキーさんでした。
アードベッグがこだわり続けていることに関して、とても熱く語っていたのが印象に残っています。
私の拙い質問にも丁寧に答えてくださり、本当に素敵な方でした。
そんなミッキーさんの似顔絵がラベルにあしらわれている「アーーーーーーードベッグ」、その特徴は初めてのライウイスキー樽での熟成。
定番のTENに比べて少し甘みがあり、フィニッシュにはライ麦由来のスパイシーさが効いていて・・・でも超スモーキーなアードベッグらしさはもちろん健在。
退任は少し寂しいですが、ミッキーさんのこだわり、ぜひ継承してほしいですね。
1アードベギャン(アードベッグを熱烈に支持する人の総称)として、今後のアードベッグからも目が離せません。

↑アードベッグ蒸留所にてミッキーさんと。ミッキーさん、お疲れ様でした。

↑初めてのライカスクフィニッシュ。後からスパイシー。