
道端に咲く草花の紹介。雑草ファイル03 「エノコログサ 」|みち草さんぽ #03
デザイン会社に勤務しつつ、5歳の男の子を育てる一児の母のmaiさん。
写真を撮ることとお散歩が趣味の彼女は、お散歩中に見かける雑草が最近気になるそうです。
毎月第3金曜日更新予定です。
こんにちは。maiです。
ジリジリとした陽射しが辛い季節になりましたね。外を歩くだけで最近はヘトヘト、、なるべくお部屋の中でのんびりと過ごしたい今日この頃です。
最近外を歩いていると、いろんな所で見かけるふわっふわのあの子たちの存在が気になります。
空き地一帯に生えていたり、ちょっとした道路の割れ目から生えていたり、風に揺られるたびに、ふわっふわと揺れる可憐さと、たくましさを兼ね揃えているねこじゃらし。
みなさん、ねこじゃらしの正式名称は知っていますか?
「エノコログサ」って言うんですって。
雑草ファイル03 「エノコログサ」
イネ科 / 1年草 / 花期:7~10月 / 草丈:20〜60cm
私は、小さい頃から大人になるまでずっと、「ねこじゃらし」は「ねこじゃらし」だと思っていました。
子供と歩いていても「あ!ねこじゃらしだねー」と普通に子供との会話でも使っていたし、「ほら、ねこじゃらしだよー」と顔見知りになった野良猫に声をかけて遊んでもらおうともしていました。(実際に、多少仲良くなった程度の私なんかとは猫は遊んでくれませんでしたが。)
雑草のことを気にして生活をし始めたことがきっかけで、改めて名前を知ることができました。
エノコログサの名前の由来は、夏から秋にかけてつける花穂が犬の尻尾のように見えるから。
「イヌっころ草」→「エノコログサ」と言う名称になったそうです。
花穂を猫の視界で振ってみせると猫がじゃれつくことから、ねこじゃらしと呼ばれるようになり、今ではこちらの呼び方の方が有名になったそうです。
花言葉は、「遊び」「愛嬌」とイメージにぴったり!
エノコログサには色々な種類があって、
穂の色が紫がかったムラサキエノコロ
穂の色が黄金色のキンエノコロ
少し大きめで、頭が垂れ下がるアキノエノコログサ
他にもたくさんの仲間がいるそうです。
個人的に好きなのは、キンエノコロ。
夕陽に照らされるキンエノコロは、光り輝いているように見えてなんだか幻想的でとっても綺麗なんですよ。
これからの季節、より多く目にする機会があると思うので、ぜひ夕暮れ時のお散歩に見つけてみてください。