バタフライピーの化学的な反応 | アロマ的特異点 #03
深掘りすると色々な世界に通じているアロマ。
そんなアロマの魅力を、アロマセラピスト・ガーデンセラピーコーディネーターの「うのか」さんに教えていただきます。
第3回目は色の変化が楽しめて人気の「バタフライピー」についてです。
毎月第3月曜日更新。
こんにちは!
アロマテラピーのエッセンシャルオイルはハーブから抽出するものがあります。
そのハーブは世界に数百種類存在し、さらにハーブとハーブを組み合わせてハーブティーを作ると無限に楽しむことができます。
ハーブティーを飲む時は、効果効能が目的だったり、リラックスすることが目的だったりと、アロマテラピーの一般的な活用方法と似ています。
それ以外で、「ハーブの化学反応」を楽しめるハーブがあります。
それが、女性に人気の「バタフライピー」です。
今回は自宅で栽培したバタフライピーを使って色の変化をご紹介します!
バタフライピーとは
バタフライピーは東南アジアが原産で、熱帯地域で栽培が盛んのマメ科の植物です。
咲いた花が蝶のような形をしていることからこの名前がつけられており、和名では「蝶豆(ちょうまめ)」と呼ばれてます。
タイや台湾では人気で、日本では2021年より、沖縄県でバタフライピーを新しい名産品として有機栽培を行い、様々な商品を開発しています。
<株式会社バタフライピー研究所>
Facebook:https://www.facebook.com/bpgokinawa/
動画:https://fb.watch/b0J94Cqmpx/
また、バタフライピーに入っている「アントシアニン」と呼ばれる成分が美肌やアンチエイジングを助けてくれると言われていて、この成分は紫キャベツやブルーベリーにも入ってますが、バタフライピーの含有量は世界一と言われています。
バタフライピーと化学反応
バタフライピーは効果効能面でも優れてますが、アントシアニンに酸性・中性・アルカリ性のものを混ぜると化学反応が起きて色が変わることでも知られています。
青から紫、赤、ピンク、黄色、緑に変化するため、ハーブティーというよりもサイエンス的な楽しみ方もできます。
ハーブティーとして楽しむ時は青から紫に変化をさせて飲むことが多く、バタフライピーにレモンやライムを混ぜると色の変化が起きます。
また、レモングラスとブレンドするとゆっくりと緑色に変化します。(個人的な経験)
バタフライピーの色の変化を見てみる
これは左がレモンを混ぜたもので、右が通常のものです。
レモンやライム以外にリンゴ酢でも色の変化が起きます。
バタフライピーは無味無臭なので、酸性のものを混ぜても味の変化は酸味が加わるだけなので問題はありません。
色を分かりやすくするために牛乳を入れてみました。
下の比重を重くしてバタフライピーをゆっくり入れれば、SNS映えする綺麗なバタフライピーラテができそうですね。
また、バタフライピーは夏に咲く花なので、青と紫のゼリーを作って紫陽花を象った紫陽花ゼリーを作ったり、チーズケーキの上にバタフライピーのゼリーを乗せて宇宙柄を作ればギャラクシーチーズケーキなども作ることができます。
バタフライピーで誰でもアルケミストになれる
バタフライピーは夏のガーデニングでも密かな人気があり、グリーンカーテンとしてもとても重宝され、花もたくさん咲くのでドライにして保存すればいつでもハーブティーや料理で使うこともできます。
バタフライピーとレモンが手元にあれば、キッチンでも、自由研究の発表でも、女子会でも、大人も子供もみんなアルケミストになれるかもしれません。
※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。