春がキタ!!!|ありのままのニューヨークライフ #15
誰もが憧れるニューヨークでの暮らし。
誰もが憧れる街と等身大のニューヨークライフをニューヨーク在住の「MIKU」さんに教えていただきます。
第15回目の今回は、人生における”点”と”線”について。
毎月第3火曜日更新。
こんにちは、MIKUです。
ニューヨークもだいぶ暖かくなってきて、長かった冬も終わりそうです。桜も咲いてきたので、春もすぐそこ。
先日、セントルイスというバドワイザー(ビールの銘柄)発祥の地へ行ってきました。目的はもちろんバドワイザーの工場見学。最後に出来立てほやほやのビールを頂くことができます。今まで色々なビール工場に行ったけれど、どのビール工場も個性豊かで本当に楽しいです。
そんな中で1日目に食べたセントルイス名物『セントルイスリブ』。柔らかくて、ステーキのように美味しい。
『セントルイスリブ今まで食べたお肉の中で1番美味しいなぁ!』と私がつぶやくと…『ブルックリンで1年くらい前に食べて、ここのお肉が1番美味しい!ってMIKUが感動してたのも確かセントルイスリブだったよ』と夫。
なんと!何も考えずに、何もわからずに食べていましたが、点と点が繋がった瞬間でした。経験ってこうやって繋がるんだなぁ。
と食べ物の私の好みが繋がった話はおいておくとして、不安でいっぱいだった海外生活を支えてくれるのは1つ1つの「点」や「縁」だと最近感じます。
両親が遊びにきてくれるというビッグイベントも年内には終わってしまい、ニューヨークは寒いこともあってか、なんとなく家でだらだら過ごしてしまう毎日。「よし、何か新しいことを初めてみよう!」とインターネットを漁っていると「ライター経験ありの方でお手伝い(ボランティア)をしてくれる人を募集します」というHPが。ライター経験…。私は特にライターの仕事をしたことがあるわけではないので、1年続けたこの連載を自信を持って「経験あり」と言っていいものかわかりません。でも応募するのは自由。ないわけじゃない。思い切って応募してみました。そしてありがたいことに参加させて頂けることに。
参加してみるとオンライン上ではありながら、色んな人とお話ができて楽しいじゃないか!1年前はこうして、ここで連載させて頂いている「点」がこんなふうに活きてくるとは思いませんでした。
インスタグラムで知り合った友人も、英会話クラスで知り合った友人も1つ1つの偶然や「縁」が重なっていなかったら出会っているので、なんだか不思議です。
だいぶニューヨークでの生活にも慣れてくると、「海外生活って楽しい!意外と私やってける!」と元気いっぱいの時もあれば「ああ、もう何をやっているんだろう。早く帰りたい」と思う時もある。1人で過ごす時間も多いので、無駄なことをぐるぐる考えてしまうこともある。何かやらないと、と焦ってしまう時もある。そんな時助けてくれるのはがむしゃらに作っておいた「点」や大切していた「ご縁」なんだと感じます。私が不器用なのでスマートに事がこなせないけれど、残りのニューヨーク生活も頑張ろう。多分、なんとなく気分が晴れなかった時期もいつかいい経験だったと言える日がくるはず。
ただ色々な方法でやってみている英会話の「点」はいつになったら繋がるのか…こればかりは本当に難しい。