
誕生日に迎えた1ドル160円!!!|ありのままのニューヨークライフ #16
誰もが憧れるニューヨークでの暮らし。
街と等身大のニューヨークライフをニューヨーク在住の「MIKU」さんに教えていただきます。
第16回目の今回は、1つ歳を重ねたMIKUさんがデトロイトの街を通じて感じた自身の変化について。
毎月第3火曜日更新。
こんにちは、MIKUです。
先日35歳の誕生日を迎えました。ニューヨークにきてから2回目の誕生日。
そんな私の誕生日は1ドル160円となった日で「誕生日おめでとう!円安160円いっちゃったね。」というLINEが続々。私も自分が35歳になったことより、160円になってしまったことの方が気になって仕方ありません。なぜなら、先日自分に自分でお誕生日プレゼントを買ってしまったんです…!!いつの日のレートで計算されるだろう?ドキドキ。

一目惚れしたバッグを購入!NYのブランドなのでとても記念に残るお買い物ができました!!

Blooming Dale’sにて購入。このモクモクがNYっぽい!
当日はヨガに行って、1人でお誕生日を迎えました。日本にいた時は仕事があったので、本当に1人で過ごす誕生日は久しぶりかもしれない。リラックスした誕生日となりました。大人になったのか、こんな誕生日も悪くないなぁ。35歳になったからと言って突然この日からすごく大人になれるわけではないのですが、ここ数年、少し変わったことといえば「色々なものに興味を持てるようになった」気がします。
それを実感したのは先日行ったデトロイト旅行でのこと。デトロイトとはインターネットで検索すると「全米一、治安の悪い街」と出てきます。実際訪れてみると観光地は全く危険を感じず、ゴミも落ちていないきれいな街でした。でもなぜ「全米一」と言われているかというと…。元々自動車都市として栄えていましたが、戦後安くて性能のよい日本の車によって市場を奪われ、いよいよ破綻。それにより、職を失った人が増加したことで治安が悪化してしまったのだとか。ですが現在は以前の栄光を取り戻すべく、再生に向けてさまざまな取り組みをしています。

スピリッドオブデトロイト!力強い街でした。

車ともう1つ、デトロイトといえばモータウンミュージック!あのマイケルジャクソンの帽子など貴重なものがたくさん見れます。
そんなデトロイトの街から帰ってきて、考えているのはデトロイトのことばかり!
モータウンミュージックの出身者はマイケルジャクソン以外にどんな人がいる?
エミネム主演の8mile(エイトマイル)という映画はどんな映画?
そう、回りの子たちがどんなにエミネムの音楽を聞こうと高校生時代の私は1回も聞かなかったし、8mileという映画が騒がれようと、私は1mmも興味がなかった!

8mileという映画はエミネムの半生なんですね。でも、みんなが”エミネムかっこいい!”とあれだけ騒いでいたので名前だけはなんとか知っていました。
そんな私がエミネムの音楽を聞こうとしている。8mileも見ようとしている!
ちなみにデトロイトではモーターシティということもあって、車の展示なども多くされています。でも元々教習所では数々の伝説を持つほど、運転が下手な私にとっては、車を見るより飲みたい!!という気持ちになるかと思いきや、意外にも「かっこいい!こんな車をいつか自分も運転できたら」なんて少し前向きな気持ちになりました。

これぞ、外車。かっこいい!

デトロイトを語るに外せない日本の車も多く展示されています。

もちろん旅行ではアメリカンな食べ物も欠かせません!
これが大人になる、年を重ねて丸くなる、受け入れるということなんだろうか。
とりあえず肩をぐるんぐるん回しながら全力疾走して生活していたあの頃の自分に「別にいいや、と言わずに色々なものを見てごらん。結構面白いよ」と教えてあげたいです。
そう思えるようになったこの街、環境に感謝しないとだなぁ。
とはいえ、やっぱり円安は落ち着いてー!!!
1ドル80円だった時代を知ってしまっているので、こちらには寛大になれません。

こちらはアッパーイーストにて撮った写真。大都会でありながら歩いていて気持ちのいいエリアです。

なんかまたニューヨーカー達が楽しそうなフェスをしていました

ハドソンリバー沿いにあるレストランにて。NY最後の夏、楽しまないと!