
ハーレム、アポロシアターに行きました!|ありのままのニューヨークライフ #10
誰もが憧れるニューヨークでの暮らし。
キラキラした街と等身大のニューヨークライフをニューヨーク在住の「MIKU」さんに教えていただきます。
第10回目の今回は、憧れだったアポロ・シアターについて。
毎月第3火曜日更新。
こんにちは、MIKUです。
早いもので2023年ももう終わり…。
先日ニューヨークに両親がきて、今年のビッグイベントは大成功(!?)に終わりました。とはいえ、最後はトップオブザ・ロックに昇ってニューヨークの夜景を見る予定が私の勘違いミスにより行けず。
(行こうと思えば行けたのですが、時間も遅くなるしもう行かなくていいやとのことで)
謝る私に両親は「全部やり切っても次に来るときの楽しみもなくなっちゃうしね。逆にいいかも。」という暖かいお言葉。
旅行の際、端から端まで攻める私達夫婦の旅行とは違い、こんなふうにゆとりを持った旅行・観光もいいものです。

自由の女神はもちろん行きました!どこからみても迫力満点!!

郊外Beaconへ。リアルなハロウィンの飾りつけに驚き。
そんな今回の観光で二人が一番喜んでくれたのはアポロシアターで行われている、アマチュアナイトだったようです。ニューヨークにあるたいていのことは東京でできてしまう現在、このアマチュアナイトはやはりアメリカ味を感じたようで…。せっかくなのでアマチュアナイトのお話をしていきたいと思います。

アメリカンなドーナツ…食べる勇気は出ず。プレーンを3人で分けるくらいでちょうどよかった
まずアポロシアターがあるのは、ハーレムというアフリカ系アメリカ人が多く住んでいる地区にあります。現在は観光地化されている部分もあり、たいていのガイドブックには昼間に注意して歩く分には問題はないと書かれているかと。ですが、あまり治安は良くないとされている所になるので細心の注意は必要なゾーンです。
海外のシアターの雰囲気が大好きな私も一度はアポロシアターの中に入ってみたいと思っていたのですが、なかなか平日は夫が仕事であるため難しい状況。(ちょっと1人で夜行く勇気はなかった…)そうこうしていたら、1年が経過してしまっていました。ですが、今回両親から「アポロシアターに行きたい!」というリクエストをもらったため、夫にも仕事が終わり次第合流をしてもらうことにし、いよいよ実現することに!!!
夕方までコロンビア大学を散策し、夜7時半の開演に向けてまずハーレム125ストリート駅に辿り着きました。慣れていない地区を両親を連れて1人で行くのはかなりドキドキ。
駅から出るとすぐにアポロシアターの看板が目に入り、そこに直進します。

夜のアポロシアターの看板!少しレトロな感じがたまりません!!
無事に中に入ることができ、Boo!とYass!のうちわを受け取りました。自分の中で気に入らない場合は本当にBoo!を出していいんですね。でも、本当に一生懸命歌っている人にBoo!出す人なんているのかな、そう思っていたら…。
本当に出されるんですね。日本にはない発想で驚きです。

このうちわをかざしながら、応援します
今回日本人の方も2組、出場されていました。体格の面ではどうしたって海外には勝てない日本人ですが、負けないくらいの声量に驚き。拍手の音の大きさで順位が決まるアマチュアナイトなので、一生懸命、手をたたきました。
司会者がアメリカンジョークを言って笑わせてくれたり、トイレ休憩時間もDJが楽しませてくれたり。ちなみにアメリカンジョークは英語がわからない私達には何が面白いのかわかりませんが、あのみんなの笑い声こそがまさに海外っぽさを演出してくれます。

トイレ休憩中の様子。中は意外と小さくてどんな席からもよく見えます!
意外にもタイムマネジメントはしっかりしており、7時半に始まったアマチュアナイトは9時半前に終えました。
帰り道も再びドキドキしていたのですが、駅までは観客たちが流れるようにして歩いており安心。そのままメトロに乗れば、10分程度で馴染みある地区に到着します。
なかなか海外慣れしていない両親なのでハーレムのナイトスポットに行くのは2人だったら諦めていたようですが、連れていくことができて本当によかったです。
海外を、アメリカを、ニューヨークを肌で感じることができました。

日本人3人組も歌っていました!

こちらは上位3名!なんと真ん中にいる方は日本人です!!

色々なところにある壁画。おしゃれなものから、ちょっと怖いものまであります…