特集:近場でリゾート気分♪
新元号と超大型連休に日本中が沸く中で、敢えて「泊りがけだけが旅行じゃない。遠くへ行くだけがリゾートじゃない」という忙しいACTIS世代のための特集を考えてみました。今年の行楽シーズン、ぜひ「こんな近場にこんな素敵な場所があったなんて」というリゾート気分をあなたに。今回ご紹介するスポットはいずれも都内から日帰り可能です。
CLIP 01.
葛西臨海公園に カフェ&レストランが 今春オープン!
都内近郊に住む読者で「葛西臨海公園を知らない」人は少数派だろう。
水族園や大観覧車で一度は遊んだことがあるという人も多いだろう都内有数の公園は今、大きくその姿を変えつつある。
2013年には葛西海浜公園西なぎさが海水浴場として復活、2018年には東京都で初めてラムサール条約登録地となった。公園の隣接地には2020年東京オリンピックのカヌー・スラローム会場が国内初の人工コースとして整備される。
駅直結のアクセスと豊かな自然、オリンピック会場としてますます魅力を増す葛西臨海公園で、今年の春新しくOPENしたカフェ&レストランと、海辺の景色を楽しみながら手ぶらでBBQ体験ができるSORAMIDO BBQを、今号からACTISスペシャルエディターとして恋愛エッセイを担当してくれる作詞/作曲家の坂詰美紗子さんに体験してもらった。
お盆休みやGWなど一部例外を除いては毎週水曜の水族園休館日に葛西臨海公園全体が比較的空いており、混雑しない観光地を求める方にオススメしたい。
服を汚さず、海と青空に囲まれた 芝生で満喫するプレミアムなBBQ体験。
公園でのデートというイメージを覆してくれるのが3/16(土)にOPENしたばかりのPARKLIFE CAFE &RESTAURANT。開放感のあるテラス席でパンケーキやロコモコ、アヒポキボウルなど本格的なハワイアンフードが堪能できる。店内にはキッズスペースや授乳室も完備されており、子連れでも安心だ。
また、従来のBBQ広場に加えて4/16(火)から新しくOPENするのが公園内のシンボル、クリスタルビュー近くで海や芝生の絶景を楽しめる「SORAMIDO BBQ」。
坂詰さんもしきりに「この機械はおいくらぐらい?」と気にしていた特殊なグリラーで肉汁を閉じ込めた薫り高い調理が可能で、なんと横のコンロで同時にカレーまで作れてしまう。
もちろん機材や食材の用意は事前予約で全てお任せ。
手ぶらでラム肉やトルティーヤなど普段とは違うプレミアムなBBQが楽しめる。
飲み放題もあり、海・芝生・お肉と写真映え要素満載の気軽なBBQ体験。
この夏、女子会やグループでの集まりに利用してみては?
坂詰美紗子さんの新連載ラブストーリー「一生分のワンシーン」はコチラから。
PARKLIFE CAFE & RESTAURANT
パークライフ・カフェ&レストラン
キッズスペース、授乳室を併設
TEL:03-6808-0070
東京都江戸川区臨海町6-2-1
10:00~17:00(7/20〜8月末日 〜18:00)
http://www.parklifecafe.jp/
SORAIDO BBQ
ソラミド バーベキュー
TEL:03-6854-8754
東京都江戸川区臨海町6-2-1
4月~10月 11:00〜21:00
11月 11:00〜16:00
http://www.kasai-bbq.sora-mido.jp/
CLIP 02.
広大な自然にココロも体も解放。近場リゾート、ムーミン谷に行こう。
フィンランド生まれの作家トーベ・ヤンソンの作品として日本でも長年親しまれてきた「ムーミン」シリーズ。
そのムーミンの世界観を体験できるテーマパーク、ムーミンバレーパークが2019年3月16日、埼玉県飯能市に誕生。今回は大のムーミンファンとしても知られるダンスボーカルユニット「ROOT FIVE」のリーダー、koma´nさんにパークの模様をレポートしてもらった。
驚くほどの大自然、長閑な場所に現れたムーミン谷。
埼玉県の南西部に位置する飯能市宮沢湖畔。
豊かな自然と清流に恵まれた“水と緑”のまちに、北欧のライフスタイルを体験できる施設「メッツァビレッジ」と共に作られたムーミンバレーパーク。
「まず驚いたのは大自然と長閑さでした。宮沢湖の水面に映る空と木々たち。日本とは思えない空気の透明度と密度。東京から電車で1時間ほどの場所に、こんな異国感溢れる場所があるとは!」とkoma´nさんもパーク入場前から興奮の様子。
物語の「はじまりの入り江」POUKAMA(ポウカマ)をくぐり抜け進むと見えてくるのが、パークのシンボルであるMuumitalo(ムーミタロ)。
今回ACTISの表紙に登場した「ムーミン屋敷」だ。
koma´nさんも「一番グッときた」と語る、原作を忠実に再現した細部のこだわりはムーミン好きなら絶対に見逃せない。
地下室・屋根裏付きの3階建てで、たくさんの食糧が保管された遊び心溢れる仕掛けが待つ貯蔵庫、薄暗さがリアル感を演出するキッチンと温かなダイニング、リビングとムーミンパパ・ムーミンママの部屋、ムーミンの部屋、リトルミイの部屋から屋根裏のムーミンパパが執筆を行う書斎まで、本当にムーミンたちが住んでいるのではと思わせるクオリティだ。
※ ムーミン屋敷は別料金のガイドツアー1,000円(税込)にて入場可能。
子どもも楽しめる、らしさが溢れる空間。
飯能の豊かな自然を堪能できるのが、「おさびし山エリア」だ。
Hemulin leikkipaikka (ヘムリン レイッキパイッカ)は『遊園地で働いていたヘムレンさんが、遊園地の閉園をきっかけに自ら遊園地をつくってしまった』というエピソードに登場するツリーハウス。
冒険と思索の山というテーマに相応しく、元気いっぱい身体を動かす子どもたちを見ながら、大人はのんびり森林浴が楽しめるだろう。
取材時には体験できなかったが、おさびし山エリアもうひとつの目玉が「飛行おにのジップラインアドベンチャー」。おさびし山の頂上からスタートして、往復約400mの宮沢湖面を滑空するアトラクションだ。
小説『たのしいムーミン一家』に登場する“飛行おに”になって、森の中や湖上で風を感じて欲しい。ムーミンの世界観と一致した、北欧を思わせる飯能の豊かな自然を満喫できる。
Peli & Leikki(ペリ ヤ レイッキ)ではゲームが楽しめる。彗星に見立てたボールを転がす「おさびし山チャレンジ」は意外に難しく、ハンマーで魚を飛ばして釣り上げる「トゥーティッキのフィッシング」もなかなか。成功すれば豪華で可愛らしい景品がもらえるこちらも、ぜひチャレンジしてみては?今回のモデルkoma´nさんはフィッシングを一発で成功させ、ムーミン愛魂を証明してみせた。こちらは1回で3チャレンジ500円(税込)。
テンション上がる裏ワザ!ムーミンネイルもできる。
世界最大級の売り場面積と品揃えを誇るムーミンショップやメインレストランを備えたKOKEMUS(コケムス)は、フィンランド語で「体験」を意味する地上3階建ての展示施設。北欧の輸入ムーミン雑貨を集めたカフェや時間ごとに演出が変わる約8mもの高さのムーミン谷の巨大ジオラマも見逃せない。
ACTISのオススメは、物語にちなんだものづくりワークショップ「Paja(パヤ)」で定期的に開催される「ムーミンバレーパークオリジナルジェルネイル」。ムーミンキャラクター10種類から選んでジェルネイルが可能で、指1本10分ほどでサクッと施術できるため、パーク来場後にまずこちらを訪れてネイルを受けた後、大好きなキャラクターと一緒にパークを楽しめる…というインスタ映え間違いなしの裏技を知っておきたい。
間違いなくテンションUPのこのネイルサービスだが、ワークショップの内容は随時変更されるため、来場前に当日オリジナルジェルネイルが開催されているか、ぜひホームページなどで確認をオススメしたい。
普段からムーミングッズを必ず身につけているというkoma´nさんもこれには大興奮で、さっそく自身のTwitterにネイルの画像をアップしていた。
ムーミンファンもそうじゃない人も楽しめる湖畔の森での北欧体験。
このように、豊かな自然と北欧のライフスタイルを満喫できるムーミンバレーパークは、ムーミンファン以外の方でも楽しめる空間となっている。週末や連休に、少し東京の喧騒を離れて、しかし日帰りで楽しめる近場で、湖畔の森での北欧体験はいかがだろうか。最後に今回取材に同行してくれたkoma´nさんに、生粋のムーミンファンとしての感想を聞いてみた。
「ムーミン谷の建物は見事に細部まで表現されていて、全ての部屋に、いろんな拘りやギミックが隠されていて、ムーミンフリークには堪りませんでした!アスレチックや美術展、限定品もあるショップ、北欧をイメージした食べ物があるカフェがあり、身体も動かせて、ムーミンの歴史も知ることが出来、ショッピングや飲食を全てムーミン谷の世界観の中で楽しめる幸せな空間でした。ただただ、ほのぼのと時間の流れを忘れ、のんびりと過ごす場所としても、おすすめです!」
MOOMIN VALLEY PARK
埼玉県飯能市宮沢327‐6 メッツァ
10:00〜20:00
西武池袋線 「飯能駅北口」1番乗場より「メッツァ」行き直行バス及び「メッツァ経由武蔵高萩駅」行き路線バス、
メッツァ停留所下車(所要時間約13分)
JR八高線「東飯能駅東口」2番乗場より「メッツァ」行き直行バス、メッツァ停留所下車、(所要時間約12分)
https://metsa-hanno.com/moominvalleypark/