特集:キッチンを楽しもう
ACTIS 10月号の特集は「キッチンを楽しもう」。従来のキッチン特集は収納術などキッチンが「狭い」「家事の空間」であることを前提にしたものでしたが、近年はカウンターやアイランド型などおもてなし空間と一体化したキッチンも増えてきました。そこで今回は「リビングと一体化したキッチン」を販売されている桧家住宅さんのモデルハウスにお邪魔して、最新のキッチン家電やおしゃれなキッチン雑貨と共に「魅せる」空間としてのキッチンの魅力をご紹介します。今回特集のモデル兼読者エディターは本誌レシピ連載でもお馴染み、「HATAKE AOYAMA」取締役総料理長の神保佳永シェフと男性読者エディターお二人にお願いしました。部屋に入った瞬間「うわ、ここに住みたい!」と声をあげたように、男性にとっても憧れのスタイリッシュなキッチンと最新家電に囲まれた空間で嬉々としてホームパーティーの準備に勤しむ男性三名の様子をご覧ください。
自慢の“魅せる”キッチン家電を披露する場に
キッチンカウンターも部屋を彩る家具のひとつ。今回はモデルハウスでの撮影でしたが、リビングのインテリアと一体感のある素材のカウンターと壁面収納でキッチン、そしてリビング全体がここまで広く見えるのは新しい発見でした。
おもてなし空間、男性もテンションが上がる空間として再発見する「キッチンの魅力」。
読者エディターさんからも「ここで準備しながら一緒に飲めますね」と、おもてなし空間としてのキッチンの魅力に驚きの声が上がったこのキッチン。「家を買う、建てる」は気軽に出来ることではありませんが、壁面をすっきりさせてリビング側の飾り棚を工夫する、全体の色彩を合わせるなど実践できるポイントも多いのでは無いでしょうか。そして壁面に収納された「魅せる」家電は今回バルミューダで統一してみました。実際に自宅で使用している神保シェフも「パンを焼くなら日本一と言っても間違いないトースター」と語るBALMUDA The Toasterと「なんといってもデザインと心地よいお知らせ音。料理が楽しくなるオーブンですね」と絶賛されていたBALMUDA The Rangeの、従来の「チーン」というレンジの音とは一線を画す楽器の穏やかな音色は、日々料理を作るキッチンこそ家の中で最もクリエイティブな場所であると再確認させてくれる魅力に溢れています。普段の生活では料理とはほぼ無縁と語っていた読者エディター二人からも「この家幾らぐらいですか」「ここに炊飯器を置くと引き出しは?」など、撮影途中から突然具体的な質問が出るように。生活感を消してガジェットが大好きな男性に向けて少しおしゃれな最新家電を置くと、その家でホームパーティーをする自分の未来まで想像する。そんな想像の後押しが必要なACTIS世代のあなたには、この秋、住宅展示場やモデルハウスでのデートもおすすめです(この撮影は埼玉県戸田市の戸田公園住宅展示場で行いました)。
桧家住宅 戸田展示場(戸田公園住宅展示場内)
埼玉県戸田市本町5-14-1
10:00~18:00
TEL:048-291-9091
https://www.hinokiya.jp/
パーティーの盛り上がりは「作れる」
素敵なシステムキッチンや最新のデザイン家電が無くても、ホームパーティーの「おしゃれ」や「かわいい」は充分に作ることができます。このページでは気軽に購入できて、パーティーをワンランクアップさせてくれるキッチンウェアの数々をご紹介します。料理のチョイスや味はもちろんですが、こうした器や調理器具、盛り付けで「ひと盛り上がり」を演出するのも、ホームパーティー上手になるポイントのひとつです。
ホームパーティーは自慢のキッチンウェアをお披露目する場でもある。
魅せるキッチンを堪能したところで、ホームパーティーの準備に取り掛かります。今回食卓に並べる器類はル・クルーゼ、グラスやカッティングボード、カトラリーなどの調理器具は212 KITCHEN STOREで統一しました。ミネストローネなどをそのままテーブルに出せる「魅せるお鍋」で鋳物ホーロー鍋のパイオニアとして知られるル・クルーゼですが、実は食器類も豊富にラインナップ。もちろんル・クルーゼで作ったお料理との相性はぴったりで、良くも悪くもバラエティに富んだ料理が並びがちなホームパーティーで食卓に統一感とインスタ映えをもたらしてくれます。212 KITCHEN STOREのキッチンウェアの数々は、右ページで詳しくご紹介していますので、参考にしてくださいね。
自宅でのホームパーティーを楽しむコツは、自慢のキッチン家電や食器類のお披露目の場所と捉えること。レシピにこだわるよりも、料理を作るお鍋や盛り付けるお皿、ちょっと変わった調理器具などセットでの「おもてなし」を心がければ、きっと笑いの絶えないホームパーティーになるはず。空いた時間での洗い物や次の料理を準備する時間、食卓での会話に自然と参加できるのがカウンターキッチンの大きな魅力です。魅せる収納と魅せる家電で隠す家事が無いことも、ゆとりのあるパーティーの準備に繋がっているようです。
不格好なキッシュも、何てことないカット野菜も盛り付け次第でテーブルを華やかに
ホームパーティで絶対的な存在感を醸し出すのは、木製プレートに主役の食事を盛り付けること。ちょっと不格好なものでも、木製プレートにラフに盛り付けるだけでテーブル上が可愛く演出される。色とりどりの野菜は背低めのグラスに、断面萌え心をくすぐる盛り付けでパーティサラダに。卓上で作れる燻製器では好きなものをスモーク、ひと盛り上がり間違いなし。お皿は思い切ってカラフルに。 “ホームパーティの様な場での女性が喜びそうな料理のポイントは?”と神保シェフに尋ねたところ…『おもてなしの気持ちでしょうか…笑 インスタ映えするような料理のカラーも、大事ですね。』と。女ゴコロは“彩り”で掴むということでしょうか。彩りある食事を、どんな食器にどんな風に盛り付けするか、これも大きなポイントになりそうです。
パーティの締めもしっかり…で充実感。美味しいコーヒーとデザートもカラフルな食器で楽しく。
「さすが!」と言わせるようなおしゃれで便利なキッチン家電、キッチンアイテムで、楽しく料理して飲んで食べた後、美味しいコーヒーで弾んだ会話をしめられたら、ステキな余韻を残して帰路に着ける。デロンギは、腕のいい職人が集まると評判の北イタリアで創業し、試飲検査で味に納得できなければ出荷しないなど、技術はもちろん人の感覚も大切にしたコーヒーメーカー。ミルクが最も甘くなる60-65℃の抽出温度とミルクと泡の美味しい黄金比率2:3で女子が大好きなふわふわラテも実現。極上のドリンクをサーブしながら、デロンギのこんなうんちくを語られたら、より一層コーヒーが美味しく感じるかも。5種類のコーヒーが作れるそうで、ホームパーティなのに、『エスプレッソ、カフェルンゴ(レギュラーコーヒー)、カフェ・ジャポーネ、カプチーノ、フロスミルク、どれがいい?』なんて…もてなし男子たちに聞かれたら、充実感マックス間違いないでしょう。
コーヒーメーカーもデザインや形は色々。キッチンに設置してオシャレキッチンアイテムに。