特集:ワインとおとも clip01
ワインがビールやウイスキーなど洋酒とともに日本へやってきたのは明治初期のこと。国内でもワイン生産がはじまりますが、当初は高級、敷居が高いイメージだったワイン。食生活の欧米化や1,000円ワインの登場、バブル期の高級ワインブームを経て、1990年代後半に赤ワインに含まれるポリフェノールの効能が広まり、一気に消費量が倍増、今ではスーパーやコンビニでも手軽に買えるお酒になりました。しかし価格差が大きいのもワインの特徴です。どこでも買えるから当然飲んだことはある、美味しいから好き。でも詳しい知識は無いので良くわからない。3万円のワインは1,000円のワインの30倍美味しいのか。そんな「初心者」ではなく「消費者」としてごく当たり前の疑問に応えるため、今回ACTISでは松坂屋上野店とソムリエご協力のもと、「ワインとそれに合う食材」について、やさしく、具体的に掘り下げてご紹介します。
clip03では「結局知識が無い時はこれだよね」という編集部が「ジャケ買い」したワインやワイングッズをご紹介するという気取らないコーナーもご用意しています。
ワインとおともを一緒に買ってうちに帰ろう
〜ソムリエに聞く、ワインの気軽な楽しみ方〜
デパートのワイン売り場と言えば、なんとなく敷居が高いイメージ。
でも美味しい食材が揃うデパートは専門家のアドバイスを受けながら「ワインとフードの組み合わせ」を気軽に試すことができ、「普段使い」のワインをみつけるのには最適な場所でした。
チェック項目を知って、自分好みのワインを見つけよう
ワイン用に使われるブドウは約1,500種類あり、そのうち主要な品種は50種類以上あると言われています。その中から自分好みのものを見つけるのは大変。出会ったワインの中で美味しいと思ったものは、まず生産国とワイン名をチェック。そしてバックラベルをしっかり見て、自分好みのワインを扱うインポーター(輸入業者)を見つけることもおすすめ。「このインポーターが選ぶものだからこんな感じ」とセレクトの参考にするのは、ワイン好きの人達の間ではメジャーだとか。ギフトで購入したい時だけでなく自分で楽しみたい時でも、ソムリエが常駐しているワイン売り場で、好みを伝えればコスパの良いおすすめワインを教えてくれます。松坂屋上野店の和洋酒売場では、今夜食べるお惣菜を購入した足でワイン売場に立ち寄り「これに合うワインを選んでほしい」とアドバイスを求めるお客様も多いそうです。
ワインの味は、一緒に何を食べるかで完成する
手軽に出来るマリアージュとは?
ソムリエ曰く、「フードと合わせて飲むことでより美味しくなるのがワイン。ワインとフードの相性で、味に変化が生まれます」安価なワインでも、きちんと選んでそれに合わせたフードがあれば、まるで魔法をかけたように美味しくなる。これが「マリアージュ(mariage)」です。マリアージュは「結婚」、「組み合わせ」という意味を持つフランス語。ワインとフードが出会い、共に新しい世界を作り上げる。美食を愛するフランス人がずっと大切にしている考え方です。だからフランス料理店には食事にぴったりのワインをセレクトしてくれるソムリエが在籍しているんですね。今回は魅力的なフードに溢れるデパートを舞台に、身近で手軽に楽しめる最高の「マリアージュ」を、ソムリエに伝授してもらうことができました。clip02をご覧ください。
松坂屋上野店
東京都台東区上野3丁目29番5号
TEL:03-3832-1111
営業時間10:00 ~ 20:00