私の夏の終わりがさみしい理由|ありのままのニューヨークライフ #21
誰もが憧れるニューヨークでの暮らし。
街と等身大のニューヨークライフをニューヨーク在住の「MIKU」さんに教えていただきます。
第21回目の今回は、ニューヨークの秋について。
毎月第3火曜日更新。
こんにちは、MIKUです。
もうニューヨークは一気に秋の気配。もしかして秋を通り越して冬もやってきてしまったか?「ニューヨークの夏は短い」これは本当だなぁと実感します。
いよいよ衣替えも完了。黒タイツにセーター、昨年のバンフ旅行用に買った寒さ対策万全のダウンコートをハンガーに掛けます。代わりに夏用のワンピースやノースリーブ、Tシャツをしまい、ああ夏が終わったんだなと寂しくなります。
私がニューヨークの夏をとっても楽しんだ理由の1つに「夏にしか行けない大好きなレストラン」に出会ったことがあります。その名も「Pig Beach」!!
マンハッタンから電車に乗って15分くらい。Queensのアストリアという地域にあります。外食が高いと言われるニューヨークでなんとも良心的なお店なのです。
もちろん冬でもオープンしており、お肉のおいしさは間違いないのですが、やはり抜群の雰囲気が味わえるのは夏。開放的なテラス席はBeachにいる気分になれて開放感は抜群なのです。今年は最後の夏になるので、後悔のないよう何度も訪問しました。
お店のスタッフさんたちも寛容で、あちらこちらで大きなケーキを持ち込んでパーティーをしている人もいます。面白そうなイベントには何度も行ってみましたし、先日は大きな画面で野球中継をしているというのでメッツ戦、ヤンキース戦、そしてドジャーズ戦をみんなで応援!!まるでみんな自宅のように寛いでいる雰囲気も私が大好きなポイントです。
ビールも8ドル、イベント時は種類によっては5ドルと超お得。さらに面白いのは日本にはない適当さ全開のところです。スタッフさんによって消費税を取ったり、取らなかったり。味も人によって塩加減が違うのか、全然違う。量もたいていモリモリです。1番笑ったのは「もう捨てるだけだから!」とハンバーガーをたくさん渡されたことです。
早い時間だとテラス席では子どもたちがよく追いかけっこをしていますし、輪投げみたいなゲームをしている大人もいます。席は譲り合い。
まるで地元の行きつけのお店に来たかのような安心感と温かさ。
確かお店との出会いは2年前「面白そうなイベントやっているよ!」と夫を誘い、行ってみたものの、そのイベントは終了していたという(多分私が英語の案内が読めていなかった)なんとも言えない出会いだったような。
あれからPig Beachのとりこになり、イベントは私が欠かさずチェックしていることを考えれば成長したもんだ。