歳を重ねて気付くランジェリーの魅力|映え写真とりにきてん #03
アパレルやファッションビジュアル、アーティスト写真などを多く手がけるフォトグラファーの福田瞳さん。
今回は、『歳を重ねる』ことで気づく発見や『ランジェリー』について語っていただきました。
まだ ‘おしゃれランジェリー’ にチャレンジ出来ていない人も、手に取ってみるきっかけになるかも。
>福田瞳さんProfile
夏が押し寄せてきた!そんな暑い毎日をみなさんどうお過ごしでしょうか。
私はというと、写真展も無事大盛況に終わり、相変わらず楽しい仕事と愉快なプライベートを満喫しています。
が、暑いのはどーにかしてほしい。マスクしながらの撮影は酸素不足になりがちで、くらくらしてきます。
夏のせいか、日差しを浴びすぎた日は、帰宅後、爆睡です。
歳のせいでしょうか。。
体力の低下は否めないのですが、やりたいことがまだまだたくさんあるお年頃の福田です。こんにちわ。笑。
突然ですが、みなさんは『歳をとる』と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?
なんとなく、嫌な言葉に感じる人、多いのではないでしょうか?なんとなく老ける。みたいな。
でも、『歳を重ねる』だと、なんだか丁寧な暮らし感が出て、少しポジティブな気持ちになることを先ほど発見しました。笑。
言葉選びも大切なんだなぁと、改めて感じる歳を重ねた39歳双子座です。
そういえば歳を重ねたことによって、若い時とは明らかに違うところで、心が満たされたりします。
例えば、ブランド物の服やバックをたくさん身につけるより、こだわりの1点を身につけて気分をあげてみたり。
内面から美しくなるように、健康に気を使ったり、ランジェリーなど、肌に直接身につけるものをきちんと選ぶということ。
自分だけがわかっている特別感。
満たされる要素が、少しずつ変わってきたように思います。
要素が多いものより、選び抜いた一つに重きをおくような、そんなイメージです。
無駄を削ぎ落とすみたいな。感じでしょうか。
若い時より着飾らなくても、その人自身の経験や自信が内面から外側に湧き出てきているのかな?
福田の周りの大人の女性たちは本当にみんな素敵な人だ。
迷いなく自分に合うものをきちんと選んでいるように感じる。
これはオシャレとか関係なく、自分に合ったものを見抜く力が備わるということなのでしょうか。
あとは、車窓から見える風景をずっとみていたいな。と思ったり。
都会の煌びやかな生活より、田舎の長閑な生活に憧れたり。
これも『歳を重ねた』からのような気がします。
写真においても、もっとごちゃごちゃしたものが好きだったのだけれど、
今は、白背景に、美しい光に、シンプルな人物写真に心惹かれ気味だな。
好きなものが変わることはよくあることかもしれないけれど、明らかにいいと思う基準や、お金をかけるところが変わってきた。
例えば、高校生の時は、安くて、いわゆる、寄せて上げるみたいな、下着ばかり購入していたけれど、今は、それこそワイヤーがないタイプや、値段よりもつけ心地を重要視するようになった。
下着は毎日身につけるものだけど、いかんせん、自分しか見ないし、普段洋服の下に隠れてしまうもんだから、あまりお金をかけたくないな。というのが、まー若いころ、正直思っていたのですが、35過ぎたあたりから、今まで、なんでもいいや!っと思っていた下着や、食器や、生活雑貨に、なんとなく特別感を求めるようになりました。
部屋にお花を飾りたいと思うのも『歳を重ねた』からかもしれません。
人が気づかなくても、選んだ自分に満足する感覚というのかな。
物選びの基準が丁寧になった気がする。
元々が雑だっただけに、180度変わったかもしれません。
そういえば、ここ数年、ランジェリーブランドの撮影をすることが増えたなぁ。。
肌の露出が多いランジェリーブランドの撮影は、スタッフも女子が多いので現場は和気藹々とキャッキャしながら、本当に楽しいです。
『福田さんの写真て、肌の露出があってもエロくならないですよね!!』
と、撮影したモデルさんやインスタグラムを見てくれた人に言われることが多い。
服を着ている時と同じようなテンションで撮影しているからでしょうか。
自分も一応女性なので下着姿を見慣れているからという理由もあるかもしれませんね。
エロ要素は、自然と消えていってしまうんですよね。
まー、エロい写真を撮りたい!とは思ったことがないので、だからかなーと、自分では思います。
以前グラビアの撮影を何回かしたことがあったのですが、グラビア撮影は福田にとって難しかったです。
グラビア撮影って、ポーズとか色々タブーがあったりするらしく、要は大事なところは隠さない。みたいな。
だから、胸の谷間が見えてなきゃだめだし、お尻も見えてなきゃだめだし、、と、普段可愛く撮ることしか考えてなかった私は、混乱しました。笑。
だって、そんな胸を強調するポーズさせたことないもん。って。不自然じゃない?笑。みたいな。
でも、郷に行けば郷に従え。とはよく言ったもの。正解がちゃんとある世界を知りました。
完全に私の勉強不足だったなと反省したなぁ。。
あー苦い記憶。。笑。
仕事でもお世話になっているランジェリーブランド、GEMINItaleのデザイナーでもあり、ディレクターでもあるAyaさんの撮影イメージはいつもかわいいが詰まっていて、モデルさんも楽しんで参加している感が強い。
お花を絡ませての撮影や、写真だけじゃなく、コレクションのイメージ動画など、いつもイメージがはっきりしているから、好きが伝わるものづくり感が、撮り手の心をがっちりと鷲掴みするんですよね。
ステキなブランドだからこそ、ステキな写真を撮りたい。と、毎回思わずにはいられないのです。
福田もいくつか持っているのだけれど、ランジェリーの繊細なディテールや触り心地は、目で見ても楽しめて、身につけると、少し自分に自信が持てるような。そんな勇気をくれるものだと思いました。
この感覚って、、、ウェディングドレスを初めて着た時の感覚に少し似ているなと思いました。
着る前は、あんまり興味ないというか、『いつか着る時あるんかな〜?』くらいの気持ち。
で、いざ着て鏡の前にたったら、え!なんか、嬉しい!かわいー!期待してなかっただけに、じんわり、心の中の乙女な自分が、こんにちわ〜!みたいな。笑。
そんななんとも恥ずかしいのだけど、嬉しい気持ちになったんですよね。
『ランジェリー』という大人な香り漂うアイテムだけど、意外とハードルは高くない!と、まだ、GEMINItaleみたいなおしゃれランジェリー持ってない人に言いたい。
身につけるとテンションあがるよ!と。笑。
恥ずかしがらずに、手に取ってもらいたいなぁ。と、想いも込めて、今日もランジェリー撮影のシャッターを切る福田でしたとさ。
【GEMINItale】
双子の日常を綴ったストーリー。
一人のようで二人。二人のようで一人。だいたいのことは、表裏一体。
その時によって、セクシーに、可愛く、ストリートな気分にだって変われる。
いくつになっても、何にでも、誰にでもなれる。どこにでも行ける。
ひとつに決められないから、選択肢は無限大。
自由な感性と枠にとらわれない、新しい扉を開くランジェリー。
↓WEB SITE↓
http://geminitale.com/