
動物と観葉植物のお話し | 花と植物とイロドリLife #07
ボタニカルブランド「hakumokuren」主宰のmiwaさん。Museum of plants -植物の美術館-をコンセプトに、アクセサリーやフラワーアレンジメントなどのデザイン、製作を手がけています。ITFA公認フラワーアレンジメントベーシック取得。趣味は愛犬との日々。日常をちょっとだけ特別なものに彩る植物のある暮らしをテーマに綴っていただきます。今回は、ペットを飼っている方々には特に知っておいてもらいたい、動物と観葉植物のお話です。
毎月第3月曜日更新予定です。
こんにちは。hakumokurenのmiwaです。
節分も過ぎ、少しずつ春の気配も感じられる今日この頃。
みなさん楽しい毎日をお過ごしでしょうか。
私はというと2年ほど前に念願の犬を飼い始め、そのおかげで楽しい毎日を送っています。
この連載でちょこちょこ登場しているチワックスのメルくんです。
もともと動物好きな私。
それには祖父母の影響が大きくあります。
私の祖父母は農家で、和牛の肥育を生業にしていました。
他にも、うさぎ、チャボ、烏骨鶏、亀、金魚、猫…と、ペットとして様々な動物を飼育していて、物心ついた頃にはミニ動物園の様な環境になっていました。
幼いながらに動物との経験を通して、可愛いだけでなく、ちいさな命の尊さや儚さを学び、心の中に動物に対しての愛情を育んでいた気がします。そして、動物を見たり触ったりすると祖父母との思い出が蘇り、とてもノスタルジックな気持ちにもなります。
さて、そんなたくさんの動物と触れ合った幼少期を経て、念願の愛犬メルくんとの生活を始めた私ですが、飼い始めた頃はやんちゃな彼に家具や壁紙を破壊されたり、噛みつかれて流血したりと、いろいろなハプニングに驚かされました。
その中でも1番ヒヤッとしたのは「誤飲・誤食」です。
理由は空腹や好奇心などそれぞれですが、オモチャ、石ころ、ビニールなど消化できないものを不意に飲み込んでしまうことがあるのです。運が悪ければ喉や消化器官に詰まって、最悪「死」に至ることもあります。
また、植物の誤食も中毒を起こすことがあります。
お散歩中見かける植物はもちろん、室内になんとなく置いているあの観葉植物も犬や猫にとっては危険なものがあります。
例えば、誰もが知っているポトス。
犬と猫、どちらにも有害な観葉植物です。
ポトスをはじめサトイモ科の植物は、シュウ酸カルシウムという物質を含んでいて、食べると嘔吐や下痢、口腔内の激しい痛みや炎症が起こるそうです。また、喉が腫れることによって気道が狭くなってしまい、呼吸困難を起こすこともあるそうで…考えるだけで怖いですよね。
その反面、ポトスは生命力が強く初心者や忙しい方にも育てやすい植物なので、グリーンをお部屋に取り入れたい方に最適です。我が家ではペットの手が届かない高さプラス日光が入る場所に、ハンギングで吊るして育てています。

ハンギングは麻やカラフルなロープ、レザーなど様々な素材で編んであるので、お部屋のテイストに合わせて選ぶのも楽しいですし、狭い空間でも場所を取らず植物を飾れる嬉しいアイテムです。
ちなみに次に狙っているハンギングはこちら。
ドウヨク
ハンギングポット
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ただ、枯れ葉が落ちてペットが口に入れちゃった!なんてこともあるので、ペットばかりでなく植物にも気にかけてお手入れしてあげてくださいね。
他にも、ポピュラーだけどペットに危険な観葉植物は意外と多いのです。代表的なものだとアロエ、アイビー、モンステラ、ディフェンバキア、ユリ科の植物など。こちらはほんの一部なので、お部屋に持ち帰る際はもう一度確認してみてくださいね。
他にも我が家ではプランツスタンドを利用しつつ、置き切れない植物は手の届かない高さの窓際に置いています。我が家で使っているのはこちらのスタンド。

ゴールドは植物に映えるので、お部屋がより華やかに見えます。
ただ猫ちゃんの場合は高いジャンプ力で登ってしまうこともあるので、もう少し高さがあるこんなスタンドもおすすめです。
KL・TAIYOU
プランツスタンド
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それでも心配な場合は、食べても無害な観葉植物が1番だと思います。テーブルヤシ、ガジュマルやパキラは育てやすい上に毒性もないので、候補に入れて見てはいかがでしょう。
春も近づき、植物たちが生き生きする季節です。
植物の知識を取り入れることでより良いペットライフになりますように♪
〈hakumokuren 出展情報〉
3月21日(月)〜 3月27日(日)新宿駅 南口改札内